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2024.4.8 07:00ゴー宣道場

「憲法の前に皇室がある」って?

お昼休みのふぇいでございます。
今日も校閲!暗山満行ってまいります!


https://aiko-sama.com/archives/37399

本文に入ります。

サトルさんのコメントより
じゃ、まず……こんな感じです(私の場合)
一行目(!)から。
「戦前日本人には常識だった」
(なにが?)
「憲法の前に皇室があった」
……モヤモヤしたでしょ?
(「 」内週刊SPA!2024年 4/9・16号P46-47 倉山満の言論ストロングスタイルvol.226から引用)

ここで「とめる」。続けると「術(笑)にはまり」ます。

一行目で?です。

「憲法の前に皇室があった」って?

「日本に憲法ができるより前」でしょうか。
「憲法の(権力より)前に(もっと強い権力の)皇室があった」でしょうか。

ここSPA!の校閲担当は確認していますか?

憲法のできる前、憲政史の始まりより前に皇室があったというのであれば、
戦前の日本人でなくても、戦後の私たちでも常識です。
暗山はそのあと、
「憲法典は皇室の存在を確認しているに過ぎない。間違っても、皇室の存在が規定されたのではない」(上記引用)と続けます。
ここでも「とめる」。
憲法典など使ってわざとわかりづらくする暗山はプロではないですね。
もちろん皇室は憲法ができる前からありました。
同時に憲法は天皇・皇室が、何ができるかを規定して、99条で天皇に憲法を尊重し擁護する義務を与えています。
何ができるかを規定しているのは、存在を規定していることになりませんかね。

憲法で縛られている以上に「憲政史上でも天皇には権力がある」と言いたいように見えてしまいます。

このあたりのもやもやを、校閲担当は感じないのでしょうか。
戦前の日本人の常識は何でしょうか。
憲法の前に皇室があったとは具体的に何を言っているのでしょうか。

なかなか進みません。

 


 

 

というわけで、ちゃんと仕事をする校閲担当者がいたら、こんな校閲ゲラが出てくるはずです。


本当に、これ最後まで校閲したら、いつまでかかるんでしょうね??(時浦)

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